KDS-SD 桑沢デザイン研究所
スペースデザイン

桑沢2019

Kuwasawa 2019桑沢2019

Fujimori Taiji Seminar藤森泰司ゼミ

Theme:観察すること、そして身体へ

  • 未完成の家具01
  • 未完成の家具02
  • 未完成の家具03
  • 未完成の家具04
未完成の家具高橋 彩花
工事中のビルをモチーフとした家具。自分自身が、未完成なもの、手づくりのものに魅力を感じていることから、完成された商品ではない、途中の家具を提案しようと考えた。それはとてももろくて壊れやすく、扱いにくいけど、手づくりのものに感じた愛着や、未完成なものの美しさ、儚さ優しさなどを感じてもらいたいと思う。
  • TRAWL 01
  • TRAWL 02
  • TRAWL 03
  • TRAWL 04
TRAWL原田 愛子
「平面から立体に、立体から平面に」 をテーマとしたサイドテーブル。発泡ポリプロピレンシートとパンチカーペットを貼り合わせ、その周りを糸で縫った平面状のモノを、折り曲げて差し込むだけで立体へと変化させた。平面に戻して折りたたむことも可能。異素材を貼り合わせたことで、立体の形状など、素材の性質を形に表現できた。題名は、底引き網のトロール網から。
  • shavon01
  • shavon02
  • shavon03
  • shavon04
shavon高山 優希
視覚で捉えることのできない風や振動を、「揺れ」に変換することによって可視化する装置である。見たり・触れたりするなどして、遊具のように楽しむことができる。製作方法は、15mm×450mmに切ったポリカーボネート板を円状に曲げ、それをネジで止めるという工程を繰り返した簡単なものである。

その他作品

KEIKO+MANABU SeminarKEIKO+MANABUゼミ

Theme:スペースデザインの最前線

  • kasai01
  • kasai02
  • kasai03
  • kasai04
SHIBUYA NEO葛西 理帆
ライブハウスが点在する渋谷の円山町で、観客数の大小に柔軟に対応できるライブ施設を設計した。吹き抜けのライブスペースは、上下に可動する床により、ステージと客数の大きさを自由に設定可能。床を上げればステージに、下げれば客席フロアに早変わりする。外部に大きく開く外観はこの街での音楽の存在の象徴であり、それがアーティストの成長に大きく繋がるであろう。
  • 出会の山居(しゅっかいのさんきょ)01
  • 出会の山居(しゅっかいのさんきょ)02
  • 出会の山居(しゅっかいのさんきょ)03
  • 出会の山居(しゅっかいのさんきょ)04
出会の山居(しゅっかいのさんきょ)柴崎 廉
亭主と客の新たな位置関係を示す2畳の可搬式茶室。出隅に沿って壁に立て掛けると、壁面と地面に荷重がかかり安定する。亭主側と客側を1畳ずつのユニットとし、亭主側を『利休』とし侘び寂びを錆で表現、客側は『秀吉』とし絢爛豪華な金で仕上げた。亭主と客は「出会す(でくわす)」ような位置関係となり、この二人の関係性は新たな「出会い(であい)」の形となる。
  • きのこ族01
  • きのこ族02
  • きのこ族03
  • きのこ族04
きのこ族吉田 美歩
ホームレスは都市の廃棄物で生活し、 きのこは落ち葉や生物の死骸から栄養を得る。 このことからホームレスときのこは似ている。 そこで、家を持たずにきのこ状の頭上運搬型パーソナル空間を持つ人々『きのこ族』を製作。昔から人々は頭上で荷物を運んでいた。家を持たず、ヤドカリ のように住まいを持ち運び、外で生活する選択肢があってもよいのではないか。

その他作品

Element Design CエレメントデザインC

Theme:Three (Is A Magic Number) 〜『3』に触発されたエレメント〜

  • T(h)ree chair01
  • T(h)ree chair02
  • T(h)ree chair03
  • T(h)ree chair04
T(h)ree chair奥平 眞司
「3」は囲みが生まれる数である。3本の木に囲まれると安心感や心地よさを感じる。1本や2本ではそうはならない。この椅子は、美術館や図書館などの公共空間で使うことを想定。座面から突き出した3本の脚はハンガーにもなる。脚の間隔は3辺で異なり、その時々で心地のいい辺を選べる。座ると上へと伸びた脚が背や肩に触れ、もたれるとわずかにしなる。それが居心地の良さを感じさせる。
switch〜ON/OFFが切り替わるイス渡辺 頼子
照明などのスイッチのように、体重移動によって座面の角度が切り替わる椅子。前に体重をかけると座面が前に8度傾いて前傾姿勢の<ON>モードとなり、後ろに体重をかけると座面が後ろに5度傾き少しリラックスした<OFF>モードとなる。座る人にとって楽な姿勢をサポートしつつ、カチカチとした動きを楽しむことができる。

その他作品

Interior Design CインテリアデザインC

Theme:東京を楽しみ東京を楽しくするアーバンリゾート空間のデザイン

  • Shimokitazawa Crossing01
  • Shimokitazawa Crossing02
  • Shimokitazawa Crossing03
  • Shimokitazawa Crossing04
Shimokitazawa Crossing川島 純也
徐々にその面影を失いつつある下北沢の再開発の幕開けとなった小田急線路の跡地に、宿泊施設を計画することで、古くからの風景と文化をこれからの街と共存させながら継承させていく。宿は下北沢を拠点とするクリエイターたちの日常生活の場としての機能を合せ持ち、様々なアクティビティを受け入れる側として、シモキタらしさを形成する。街の交流場として、観光客にとっては街の文化を滞在を通して体験する宿として機能する。
  • Stardust Stool & Microcosm01
  • Stardust Stool & Microcosm02
  • Stardust Stool & Microcosm03
  • Stardust Stool & Microcosm04
kadoyado武政 璃沙子
Kadoyadoとは施設に貢献する事で宿泊できるホテルである。衣食住8分野から人を募集し、それぞれがサービスを提供することで、ホテル全体の生活が充足する仕組みである。均質なサービスが受けられる通常のホテルに対し、その日に宿泊した8人で作り上げる、その日限りのホテル体験を楽しむという提案である。

その他作品

Residential Environment Design C住環境デザインC

Theme:地域と相関する生活空間

  • 世田谷の三角物語〜三角のVOIDがつくる暮らしと地域性の両立〜01
  • 世田谷の三角物語〜三角のVOIDがつくる暮らしと地域性の両立〜02
  • 世田谷の三角物語〜三角のVOIDがつくる暮らしと地域性の両立〜03
  • 世田谷の三角物語〜三角のVOIDがつくる暮らしと地域性の両立〜04
世田谷の三角物語〜三角のVOIDがつくる暮らしと地域性の両立〜阿久根 直子
世田谷の街を横断する北沢川緑道と烏山川緑道は地域の人々の憩いの散歩道である。これら緑道の分岐点に、公園と地域施設、集合住宅の複合施設を計画した。緑道から入り込んだ地域の賑わいは、1階の公園から「三角のVOID」となって上階へ伝播する。住民はプライバシーを保ちながら、VOIDを介して地域の人達と様々な物語・思い出を共有する。個別の暮らしを守りながら、地域の賑わいを盛り上げることが両立できる集合住宅である。
  • しやしぇあ01
  • しやしぇあ02
  • しやしぇあ03
  • しやしぇあ04
しやしぇあ茂木 美紗子
敷地は世田谷区の目黒川緑道沿いにあり、南北高低差12メートルのひな壇状になっている。周辺では学生、医者、患者、客、住人、労働者、老若男女、様々な人が集まり同じ時間を生きている。この建築により視線をつなぎ視野を分け合い(share)、お互いの暮らしの向こう側を見せようと考えた。地層からその場の歴史が分かるように、建築の一部を削ってみると異なる人の暮らしが垣間見える。それは住民の視野を広げ、人生が豊かにし、ちょっとした生活のスパイスとなるであろう。

その他作品

KUWASAWA SPACE DESIGN ANNUAL 2018-2019

桑沢スペースデザイン年報2018-2019

  • ゼミの先生に聞く
  • 卒業生の生き様 - 西尾健史[デザイナー | DAYS.代表]