flag chair 内田繁ゼミ 2011 季節の変わり目は幸福に満ちている。冬が終わり、暖かさと草木のみずみずしさに包まれる幸福感。夏から秋へと変わり、哀愁を含んだ静けさのある幸福感。曖昧だけど、こうして季節を繰り返し、自分自身の経過や始まりを感じることができる。このベンチは、変わらぬ場所に位置し、そして変わらぬ景色があることを示している。その景色を通して、季節が繰り返し、記憶が積み重なることをぼんやりと感じることができればと思う。