記憶の風景 内田繁ゼミ 2015 降る雨の景色を再構成した。忙しい日常生活の息苦しさや気疲れなどで周りの環境に対する感情をいつの間にか失ってしまって、現代人の心は乾いていると感じる。雨の日は雨音や雨滴の刺激によって晴れの日より感覚が豊かになるように、その時の記憶も刻ませるエレメント。日々の繁忙から逃れて、この風景を通して抑圧された感情を解放し、一瞬息を抜くことができる。水の美しさ、雨水が心の澱を流してくれるであろう。