─小休止─ 内田繁ゼミ 2014 めまぐるしく過ぎていく日常に、押し流されるような感覚を、誰もが持ったことがあるのではないか。そんな急流からザバッとあがるような、ふと我に返るような一瞬が、直接的でなくとも、人の心を救うのではないかと考えた。渋谷駅の連絡通路に、「立ち止まってもよさそうな隙間」を、点・線・面の3パターンのエレメントによって生み出した。流れてゆく人々と、立ち止まる自分との対比で、日常から離れた透明な一瞬を提供する。