溶けない記憶 藤原敬介ゼミ 2010 いらなくなって捨ててしまう物でも、その物に対する記憶や思い出、ぬくもりが物にはある。私たちに過去があるから今があるように、大切にしてあげたい。古い物があるから新しい物がある。切り離さずこれから先に引き継げるように。物はそれぞれ1つ1つ燃え方も異なり、最後の燃え尽きた痕跡は美しく残る。そこに新たな物を置く。棚として。古い物の記憶と新しい物が共存してほしい。物は捨てられ燃えても、その記憶は溶けない。