授業の近況

授業の近況

レクチャーシリーズ 第3回:田村圭介氏(渋谷研究家)が行われました

2017/12/11

レクチャーシリーズ第3回目のゲストは、渋谷研究家の田村圭介氏(昭和女子大学准教授)でした。

田村氏は1997年から渋谷駅の研究をはじめた。渋谷駅の変遷を追い、複雑化した渋谷駅の動線を視覚化するための大きな模型を制作、各所で展示している。

レクチャーでは、渋谷駅の歴史を、様々なスケールで表現してきた模型写真と共に詳しく解説してくれた。
最近では、新宿駅をはじめ、他の駅の調査、そして模型製作も進行している。

渋谷駅は狭い土地に多数の路線を引いたために、地下から地上まで立体的に交差した空間になっている。また、駅ビルのファサードは時代ごとに増改築を繰り返された集合体であり、時間の蓄積が見られる。このような特殊な場であるが、現在は人々がスマートフォンや構内のサインを頼りに無意識のうちに通り過ぎていたり、渋谷の単なる背景のようなものとなり、駅ビルの建築デザイン自体を気にする人は少ない。様々な意味で、渋谷駅は「見えない建築」化が進んでいると言える。

駅は「み」と「からだ」の営みでできているという。「み」は内側で流動する人、「からだ」は外側の殻を指す。建築を内側の人間の動きに合わせる皮膜のようなものとして捉えるという新たな設計論を紡いでいける可能性がある。

海・空・船を主役として設計された横浜港大桟橋国際客船ターミナルのプロジェクトチームへの参加をきっかけに、それまでのシンボル的な建築とは違う、「見えない建築」というテーマに興味を持った。
学生時代は、ゴシック建築などに見られる完成された美よりも、未完成ながらも変化していくものの方が面白いと考えていた。影響を受けたアーティストにはAndy Goldsworthy、Antony gormley、畠山直哉などを挙げ、特に人間をテーマにした彫刻家のAntony gormleyの作品から集合の中の個人というものを意識するようになった。

これらの興味が現在の渋谷駅への興味に繋がったのではないかと自身を振り返る田村氏。学生の時に感じた感性を大切にして、素直にやりたいことを発信してほしいと語った。

*次回12月9日(土)の講演者は、木下壽子氏(住宅遺産トラスト代表)です。会場は6階アトリエ教室になります。

lecture series_#3_1

lecture series_#3_2

lecture series_#3_7

lecture series_#3_6

lecture series_#3_5

lecture series_#3_4

lecture series_#3_3

lecture series_#3_8

最新の近況

夜2年「住環境デザインC」の最終講評会が行われました

2018/02/14

2月3日(土)6、7限目に、夜間部2年生の「住環境デザインC」(押尾章治先生担当)最終講評会が行われました。 ゲストには、建築家・坂野由典と「住環境デザインA」を担当している高塚章夫先生、そしてコース …

昼2年「エレメントデザイン2B」の最終講評会が行われました

2018/02/14

2月2日(金)3、4限目に、昼間部2年生の「エレメントデザイン2B」(長岡勉先生担当)の最終講評会が行われました。 課題内容は、第一課題が「モビール」のデザインで、第二課題が「おもちゃ」のデザインでし …

夜2年「エレメントデザインC」「インテリアデザインC」の最終講評会が行われました

2018/02/07

2月1日(木)6、7限目に、夜間部2年生の「エレメントデザインC」(篠崎隆先生担当)と「インテリアデザインC」(久山幸成先生担当)の最終講評会が合同で行われました。 ゲストには、以前非常勤講師をされて …

夜1年「インテリアデザインA」の最終講評会が行われました

2018/02/07

2月1日(木)6、7限目に、夜間部1年生の「インテリアデザインA」(中山定雄先生担当)の最終講評会が開かれました。 課題内容は、既存の渋谷駅地下街のある特定の敷地に、地下街を活性化させる新しい空間を提 …

夜1年「住環境デザインA」の最終講評会が行われました

2018/02/07

1月29日(月)6、7限目に、夜間部1年生の「住環境デザインA」(高塚章夫先生担当)の最終講評会が行われました。 ゲストには建築家の塚田修大さんに来て頂き、コース責任者の大松俊紀先生も参加しました。 …