去る3月16日、株式会社ガイアエデュケーション(https://www.gaia-edu.co.jp/)と桑沢デザイン研究所による産学協同プロジェクト、「『学』×「デザイン」コンペティション」の最終審査会が行われ、ガイアエデュケーション社からお越しいただいた審査員に加え、ゲスト審査員として本校非常勤講師の押尾章治先生(建築家)、金山元太先生(プロダクトデザイナー)にもご参加いただきました。
今回のコンペでは、モノ(プロダクト部門)と空間(スペース部門)の二部門に分け「今までにない教育空間創り」をテーマに桑沢の全学生を対象に作品を募集しました。各分野から多数の応募があり、提案書類をもとにした一次審査の後、プロダクト部門では1/1のモックアップ、スペース部門では1/10の模型を提出いただき今回の最終審査を迎えました。迫力ある作品が揃う中、より詳しい資料を元にした魅力的なプレゼンテーションがあった作品が受賞対象となりました。
多くの審査員を前にしての発表とその後の質疑応答を通し、参加した学生たちは授業とは違った緊張感のある審査会を経験することができたと思います。今回の結果が製品化へと実現できるよう、今後の展開に期待します。
審査結果
プロダクト部門
最優秀賞:「まなびバック」佐藤かほり(SD分野・昼間部3年生)
優秀賞:「ルーロースツール」 都築彩香(SD分野・夜間部2年生)
入賞:「クルット」 丸山ちひろ(PD分野・昼間部3年生)
スペース部門
最優秀賞:「HARAPPA」都築彩香(SD分野・夜間部2年生)
優秀賞:「実践的多目的室〜 手がかりと再編の連続の中で〜」 村﨑津夢(VD分野・夜間部1年生)
入賞:「Choice 柱でつくる自由な教室」 山口実那子(SD分野・夜間部2年生)
以下募集要項
<メインテーマ>
今までにない教育空間創り
<募集内容>
・プロダクト部門
内容:1年後~3年後の教室にあったら便利なもの
※製品化を見据えています。
・スペース部門<今までにない新しい教育空間のデザイン>
内容:2030年の多目的教室(普通科)
※10年ごとに教育の大きな転換期が来るため、次の2030年を見据えてください。
条件:W8,000×D12,000×H3,000mmで作成すること
・各部門共通
対象年齢:中学校、高等学校の中から選び、その世代に適した理由も説明すること
条件①子供と先生のことを考えていること
条件②実現可能であると考えられるもの