授業の近況

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レクチャーシリーズ 第6回 藤野高志氏(生物建築舎代表)が行われました

2018/01/16

レクチャーシリーズ第6回目のゲストは、生物建築舎代表の藤野高志氏でした。

生物建築舎は群馬県高崎市にアトリエを構え、建築設計やリノベーション、展覧会などを手がけている。代表である藤野氏はドローイングが印象的で、絵本も手がけている。

現在、生物建築舎の事務所となっている天神山のアトリエは、本来建築の外側にある自然環境を内部に取り入れ、その変化を感じながら生活を送りたいという藤野氏の想いから生まれたもので、元々藤野氏の住宅兼事務所であった。

4枚の壁と屋根という原始的な構成に、街と繋がる為の縦長の大きな窓、空を見上げる為の透明な天井を持ち、木を植える為に床は土になっている。植えた木は実際に床下に根を張り、今では天井に届くほど生い茂っている。このアトリエは物理的・心理的に保護されながらも外界と繋がっており、それは屋外の開放感とは違う種類の快適性であると言う。

藤野氏は地元群馬県高崎市で独立するまでに、外部の環境と自分を繋ぐような体験を都市と地方の両方で経験している。清水建設に勤務していた頃、銀座の中銀カプセルタワーに一時期住んでおり、目の前の巨大な建設現場における都市の劇的な変化を俯瞰し、個人の限られた専有スペースをどうデザインするかを夜な夜な考えていたという。また、南会津のはりゅうウッドスタジオ勤務時には、雪の中、セルフビルドの小屋で暮らし、外の環境と共存することについて常に考えさせられたという。現在事務所がある高崎市はそれまでの極端な環境とは異なるが、その中にも些細な変化が存在することに気付き、外の環境との対話・かかわりをつくることに興味を持ったという。

時間など変化していくものに興味があり、建築も静的なものではなくひとつの動きとして捉え、目的ではなく、外の環境との媒介として考えたいと話し、植物や生き物なども、人にとって有能なひとつの「機能」としてみれば、自然と建築と人の境界を変えていける可能性が建築にはあると話してくれた。

*今回をもって、今年度のレクチャーシリーズは終了しました。また来年度のシリーズをお楽しみに!

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