KDS-SD 桑沢デザイン研究所
スペースデザイン

Spotlight注目の授業

昼2年「住環境ⅡB」+「モデル」の中間発表が行われました

11月21日(火)3、4限目に、昼間部2年生の授業「住環境デザインⅡB」(担当:大松俊紀先生)と「モデル」(担当:朝光拓也先生)の合同中間発表がありました。この課題は、昔桑沢でも教えていた建築家・篠原一男が設計した住宅を分析し、現代における住宅設計を探究する課題で、20年近く続けられている桑沢SDの伝統的な課題です。課題は、夏休みに篠原一男の名著「住宅論」を読みレポートを書くことから始まります。後期授業の開始と同時に、くじ引きにより担当を決められた篠原一男設計の住宅模型の制作が始まり、また大松先生による「篠原一男論」や「柱と建築」の講義なども行われました。最後の設計課題では、自分が担当する篠原住宅の隣に新たな住宅を設計し、中間発表では今まで試案した数多くの案から2案に絞り込み、1/100スケールの模型や図面と共に発表となりました。この授業は構造の授業である「モデル」と連動して行われており、今後は「モデル」授業内で各自が構造の指導も受けていきます。

中間発表後はスケールを1/50にアップして更に案を深めていき、1月末に最終発表となります。

昼間部スペースデザイン専攻では、エレメント、インテリア、住環境という3つの設計課題が同時進行するので、学生は「家具スケールから建築スケールまで」を常に往復しながら思考を展開することを求められます。課題が多くて大変ですが、この桑沢SDの伝統的な教育方針を通過することで、社会で活躍できる思考力や忍耐力が付くことと思われます。