5月31日(月)1、2限目に、昼間部3年生「住環境デザインⅢA」(小山光先生)の中間発表が行われ、分野責任者の大松俊紀先生も参加しました。
課題は、都市の集合住宅:事業主と設計者とで考える収益賃貸集合住宅」です。
(以下、小山先生による課題文から)
「設計者」が実際に「事業主」に依頼されて設計する賃貸集合住宅の設計プロセスを実際の敷地でなるべくリアルに体験する。実際にどのように資金が投入され、どのような事業計画でその資金を回収しているのか、建築法規がどのようにかかるか、という設計する上でのゲームのルールを理解する。そのルールを理解した上で、その集合住宅を他のライバル物件と差別化するための「+αコンセプト」を考える。趣味やペット共生など普通の賃貸集合住宅では実現できない生活を提供して、隠れた需要を掘り起こす。あえてニッチを狙って家賃収入を安定させる。都市の中の新しい住まい方についても考える。
また、どのように「事業主」と「設計者」がコミュニケーションをとるのかについても実地で学ぶ。
各学生が、「事業主」と「設計者」両方の役割に取り組む。ただし、「事業主」の役割を担ったプロジェクトは、別の学生が「設計者」となる。
(敷地)
所在地 東京都目⿊区五本⽊ 2-4-8
東急東横線「祐天寺」駅徒歩 8 分 東急東横線「学芸大学」駅徒歩 10 分
価格 2 億 6,500 万円 土地権利 所有権
土地面積 301.53 ㎡(91.21 坪)[A]50.34m2+[B]251.19m2=301.53m2
用途地域 [A]第一種低層住居専用地域 [B]近隣商業地域(用途境は敷地図参照) 建蔽率 [A]60% [B]80%
容積率 [A]150% [B]200%
接道状況 東 7.1m 公道 接面 6.8m
設備 公営水道、本下水、都市ガス
準防火地域、[A]第 1 種高度地域 [B]第3種高度地域 (別途説明資料あり)
*敷地には勾配がなく、周辺も同じ高さと想定する。