12月20日(土)に行われたレクチャーシリーズ第5回目のゲストは、建築家の高橋誠二さん(https://t-arch.main.jp/)でした。
し高橋さんは、現在桑沢の2号館であるヒコ・みづのジュエリーカレッジの校舎を設計された、建築家 吉柳満氏のアトリエに入所後、2013年に個人設計事務所(高橋セイジ一級建築士事務所)を設立し、吉柳満アトリエ パートナーデザイナーとして活躍されてきました。昨年の春に吉柳氏が亡くなられてからは、吉柳アトリエのデザイン哲学を未来へ昇華させる場として、株式会社KIRYU ATELIER&Tとして活動をされています。
前半は吉柳満アトリエがどういった思想で建築設計をされてきたのか、実際のプロジェクトの写真や図面を交えてご説明頂きました。
吉柳氏はフィルミースケルトンという建築物の外皮(構造体)と内皮(インテリア)を別々に考え、構造躯体そのものがデザインになっていく建築を設計されてきました。
中でも列壁と呼ぶ、グリッドや柱・スリットと言った緩やかに壁を感じるデザイン装置を使った設計を得意とし、飲食店の設計ではお客とスタッフの間で自然とコミュニケーションが生まれる場作りや仕掛けを上手く取り込むのが上手だったそうです。



また、厨房が舞台のようになっていて客席が段状になっているエンターテイメント性を持たせた劇場型商空間や、動産と言った、お客さんのもとに自ら動いていくことが出来る、組み立て式の屋台を設計したりと発想力にも長けている方だったようです。


後半は質疑応答と高橋さんから学生に向けて以下の5つのアドバイスを頂きました。
・運と縁は自分から掴み取ること
・自分発信、自分の思いをいろんな人に伝えていくこと
・現状の自分に満足せずに常に追求し続けること
・謙虚であること
・建築とは何か。自分のデザインを表現する場ではなく、人々の希望となるものを作ること
質疑応答では現在卒業制作に悩む学生たちに向けて、デザインするにあたっての進め方や向き合い方、建築家として高橋さんが常に意識されていること等をご教示頂きました。
普段自分たちが利用している校舎の設計コンセプトを知る建築家の方から直接お話を聞くことが出来たとても有意義な時間でした。。



