KDS-SD 桑沢デザイン研究所
スペースデザイン

Spotlight注目の授業

昼間部3年生「インテリアデザインⅢA」の最終講評会を行いました


昼間部3年「インテリアデザインⅢA」(担当:久保寛人先生)の最終講評会が7月28日(金)に行われ、ゲスト講師には建築家のアストリッド・クラインさん(クライン ダイサム アーキテクツ  http://www.klein-dytham.com/ )にお越しいただきました。

課題は桑沢近くの渋谷区立区役所前公衆便所の敷地で、公衆トイレを含め敷地に何が必要かを検討し、3〜4人のグループでデザインする課題でした。

渋谷と原宿のちょうど中間にある今回の敷地は、周辺に国立代々木競技場やLINE CUBE SHIBUYAなどの施設があり、特に様々な方向から人が流れてくる場となっています。

身近でありながら公共性がプラスされると距離をとりたくなるトイレを、どのようにデザインし周辺環境と対応させていくのか、トイレとしての機能だけではなく、さらに良い環境にするために何を提案したらいいかをグループごとに考えて形にしていきました。

また今回の授業では、素材の講義も同時に行うことで、デザインの提案の際に具体的な素材の検討も行いました。

公共トイレという施設全体のデザインで終わってしまい、トイレ周りのディティールまで詰められなかったグループもありましたが、建築、インテリア、公共スペース、インスタレーションといった複数の分野のデザインを手掛けるアストリッド・クライン先生から、発想の面白さや造形力の高さは評価出来るので、最後まで自信を持ちポートフォリオにまとめる際に更に詰めてデザインしてほしいというコメントを頂きました。