6月3日(水)6、7限目の夜間1年生「造形発想」(伊藤邦彦先生)の授業では、桑沢伝統課題であるハンドスカルプチュアーの制作をしています。
最初に配られた直方体の木の塊から、学生それぞれの形が少しずつ見えてきたところです。自分の手に馴染む形を自分の触感だけを頼りに延々と掘っていくこの課題に正解は何一つとしてありませんが、最後まで自分と向き合いながら常に模索して手を動かしていく必要があります。
桑沢にハンド・スカルプチャーを導入したのは、写真家・石元泰博(いしもと やすひろ、1921-2012)で、石元氏は、インスティテュート・オブ・デザインの写真科を卒業生し、昭和28年(1953)に帰国しました。のちに、ワルター・グロピウスと丹下健三が文章を書き、石元が写真を撮った書籍「桂~日本における伝統と創造」(1960年)で一躍有名になった写真家であります。石元は、1954年の桑沢デザイン研究所・創立メンバーには名を連ねていないものの、1955年の講師陣には、「構成」授業の担当として、名前が残されています。






