8月1日(水)1、2限目に、昼間部2年生の「住環境デザイン2A」(伊藤寛先生担当)の最終講評会が行われ、ゲストに建築家・水上哲也さんに来て頂きました。
課題内容は、「間仕切りに頼らない家」というタイトルでした。
(以下、伊藤先生による課題文より)
今日の建て売り住宅のほとんどがそうであるが、各自の居場所を確保するために個室をつくりそれを廊下で繋ぐ様な家を多くの人が受け入れて暮らしている。しかし、ここで教えたい事はそうした何の疑いも無く間仕切壁を作って区画する暮らしではなく、空間的な工夫をすることで本当に居心地の良い居場所をつくる事ができ、細かく細分化しない事で家族の関係のあり方も全く違うものになるという可能性、更に空間というものに意識を向けて暮らしを楽しめる家を作る事である。
そのために、人が暮らす家とはどういうものか?そうした理解や思考を持つ事は家を設計するものにとって重要な事で、そうした問題も折りに触れ議論し掘り下げていきたい。
*水上哲也建築設計事務所