KDS-SD 桑沢デザイン研究所
スペースデザイン

Spotlight注目の授業

夜2年「住空間A」の最終講評が行われました。

7月25日(金)6、7限目に、夜間部2年生の「住空間A」(大松俊紀先生)の最終講評会が行われ、ゲストに福島加津也さん(福島加津也+冨永祥子建築設計事務所)(http://ftarchitects.jp/top/)に参加して頂きました。

この授業は、建築家・篠原一男が設計した軽井沢の「土間の家」の敷地内に、施主のための新たな住宅を設計するというものです。「土間の家」は、「上原通りの住宅」(1976)の施主でもある写真家・大辻清司氏が所有する軽井沢の別荘として1963年に篠原一男が設計したものです。

この課題では、「施主の長女家族3人が、敷地内に新たな家を建てる」という仕事を大松先生が以前依頼された実話を元に課題の設計条件が構成されています(残念ながら、大松先生の設計案は実現しませんでした、、)。

今年は授業期間中の6月に、学生と共に久々に実際の土間の家を訪問することができ、学生の何人かは土間の家に宿泊もさせてもらえるという、またとない機会をお施主さんのご厚意で得ることが出来ました。その貴重な体験は、今回の設計課題だけでなく、今後の設計活動に大きな影響を及ぼすことになるでしょう。