昼間部2年「インテリアデザイン Ⅱ B」(担当:原田 圭先生)の最終講評会が1月19日に行われました。ゲスト講師にはデザイナーの米谷ひろし先生(TONERICO代表)にお越しいただきました。
課題は「飲食店に付加価値を与える」。単なる飲食店の設計課題ではなく、自らによる問題提起とその解決方法をデザインで示す課題です。課題文にあるように「伝わる」空間のデザインを考えカタチにする必要がありましたが、残念ながら作品は全体的に消化不良となってしまいました。この悔しさを次のステップに活かさなければなりません。
以下課題文
多様性が求められる現代では、ある特定の機能だけで限定せず、何かと結びつけることで新しいものを創出する機会が増えてきている。そこには今までに無い発想や柔軟な視点が求められ、その発想や視点は空間デザインにも新しい表現や可能性を生み出している。各自が考える環境や設定の中での飲食空間を想定し、その場所だから考えられる新たな価値を与えた空間デザインを提案してもらいたい。たとえば、飲食+ギャラリー、飲食+本屋など自らが設定し、計画する。
飲食においては、厨房の配置、サービス動線・客動線、座席の配置やデザインを考え、自らが目指す空間を提案する。
第一課題と同様、訪れた人に何を感じてもらい、どんな体験をしてもらい、どんな感動を持ち帰ってもらうかを意識して、「伝える」空間だけに終わらず、「伝わる」空間を考えてほしい。
第一課題より機能が増えた状況の中で、具体性を意識しながらも独創性のある空間の提案を期待する。