KDS-SD 桑沢デザイン研究所
スペースデザイン

Spotlight注目の授業

夜1年「住宅エレメント」の最終講評会が行われました

夜間部1年「住宅エレメント」(担当:片根 嘉隆先生)の最終講評会が1月19日に行われました。ゲスト講師にはデザイナーの鈴野浩一先生(トラフ建築設計事務所)にお越しいただきました。

前半課題「住宅における棚の新しい可能性を考える」において制作したエレメント(棚)のプロトタイプを活かし、住宅環境へスケールを拡大し新しい住まい方を提案する課題です。家具から空間へと変換する過程では、エレメントの機能のみならず人の行為、居室での過ごし方、その先の暮らしまで思考とデザインのスケールを同時に広げる必要があります。また、単にデザインの説明的な模型をつくるのではなく、取るに足らない雑多なものと暮らす現代の暮らしのリアリティを表現に落とし込むことも大切です。

講評会の直後、鈴野先生が手掛けているお仕事を元に、本課題に活かすべき事例をご紹介いただきました。学生にとってはプロのデザイナーの仕事を通して、自身に指摘された事柄をリアルに感じることができた良い機会となりました。