前期藤森ゼミでは日常生活を丁寧に観察するため、人の行動や自然現象を写真に撮り、自分の視点で分析・分類してきました。発見した「気になるモノ・コト」にコメントやスケッチを加えて発表する授業を通し、5月27日(木)に観察から導き出した自分だけのテーマをプレゼンテーションしてもらいました。そのテーマから考えられる人、空間、エレメントの関係性を具体的なかたちとして提案していき、前期終了までに原寸モックアップを制作します。
デザイナーは0からモノを生みだしているのではなく、そこには必然性が伴います。社会生活の疑問に対しデザインで誠実に応えるには、観察の重要性、そして日々の生活の向き合い方を改めて学ぶことが大切です。
前期終了まで約2ヶ月、これからいよいよ制作に入ります。表層的なデザインよりも社会や生活に本当に必要なエレメントとは何か、それぞれが自問自答を繰り返し進めていきましょう。