2025年2月8日(土)3、4限目に篠崎ゼミの審査会が行われました。ゲストにはデザイナーの寺田尚樹さんにお越しいただき、1年間の総括となる作品の審査を行いました。
前期のゼミでは、都市空間の『オブザベーション(観察)』を通じて、日常の中に潜む気づきを拾い上げ、それぞれが自身の関心と向き合い、デザインのテーマを見つけることに取り組みました。
学生たちは、人のふるまいや特定の場所、モノとの関係性などで気になる事象を観察し、ビジュアルや言葉で記録。そこからテーマを抽出し、そのテーマに対してデザインがどのように介入できるのかを探りました。重要だったのは、デザインをゼロから創り出すのではなく、既にあるものを深く洞察することで、新たな「かたち」を導き出すプロセスでした。
最終講評では、各自のテーマの独自性と、それをどのように身体と関わるデザインへと展開したかが評価のポイントとなりました。観察から得た気づきをいかにデザインに昇華するかという思考プロセスは、今後の創作活動にも大いに活かされるでしょう。









