1月29日(金)3、4限目に、昼間部2年生「エレメントデザインⅡB」(担当 柴山修平先生)の最終講評会が行われ、ゲスト講師にデザイナー・美術作家の寺山紀彦さん( http://studio-note.com/ )に来校いただきました。
名作家具を参照し「座る」ためのエレメントをリ・デザインするという課題です。ものの成り立ちや素材、構造、そしてデザインの背景を、過去の有名デザイナーの作品と向き合う中から学び、自分なりのエレメントを追求していきました。最終成果物は1/1のモックアップを制作し、イメージだけのデザインで終わらせず、現実的に作るために設計をより詳細まで落とし込む経験が出来たことでしょう。
また「モノ」単体のデザインだけではなくエレメントと空間、その「関係」を探ることも目的としています。いつ、誰が、どのような空間で関わりあうのか。「モノ」から場をつくりあげる視点でエレメントを考えることが空間を扱うデザイナーには必要です。
名作家具から導き出した気づきや発見を構造・素材に転換し、エレメントと空間の関係を追求する桑沢SDらしい授業となりました。