KDS-SD 桑沢デザイン研究所
スペースデザイン

Spotlight注目の授業

夜1年「インテリアエレメント」の最終講評会が行われました

夜間部1年 「インテリアエレメント」(担当:髙平 洋平先生)の最終講評会が2月7日に行われました。ゲスト講師には建築家の工藤桃子先生(MMA Inc.)にお越しいただきました。

「インテリアエレメント」はエレメント(モノ)から派生し空間を設計するという授業です。単に内部としてのインテリアを設計するのではなく、環境とモノの「間」にある空間を対象とし「場の共有」からコンセプトを作りデザインを進めました。

今回は代々木公園内にカフェを設計する課題です。まずは課題内容も伝えずにアアルトデザインのStool60を持って散策し、自分の心地良いと思う場所を探すことから始めました。各自見つけた場の特性をスクラップブックに描き込み、「立つ・座る・くつろぐ」行為からリサーチを重ね空間デザインのヒントを探します。

また、その心地良い場に自分にとって大切な人一人を招き、その人をもてなす為に必要なエレメントをデザインし、さらに多くのゲストを迎える為には何が必要か…と空間・機能を拡張していきます。

始まりは自分の気持ちとたった一人の為の空間を作り、そしてその背景にいる多くの人へとデザインをつなげて行く過程で、インテリア、エレメントをデザインする際に本当に必要なもの、大切なコトを学ぶことができたのではないでしょうか。