7月11日(火)2限目に、昼間部2年生の授業「インテリアデザイン概論」(担当:鈴木紀慶先生)において、インテリアデザイナーの鬼木 孝一郎氏(鬼木デザインスタジオ(ODS)https://oniki-design-studio.com/portfolio/)をお呼びし、レクチャーして頂きました。
鬼木氏は早稲田大学にて建築を学んだ後、組織設計事務所の日建設計に勤務。その後、nendoに入社。10年間に渡りチーフディレクターとして国内外の空間デザインを手がけ、2015年には、鬼木デザインスタジオ(ODS)を設立されました。
主な作品はコスメブランド店舗「SHIRO 玉川高島屋S・C店」、アサヒグループの社員ラウンジ「Asahi Terrace」、京都祇園の町屋を改修した「HERMES GION-MISE」等。2019年には銀座のギャラリー「THE GINZA SPACE」にて個展「CORD/CODE」を開催されています。
本レクチャーでは、鬼木氏が今までに手がけた商空間を、ご本人の説明を交えて、空間デザインへの考えなどをお話しいただきました。
デザイナーのエゴ的な要素ではなく、ブランドを見つめる中で発生した感覚をもとに、ブランドの本質をどう空間に落とし込んでいくかが、空間デザインをしていく上で根本的に大切であることをご自身の考えとともにお話しいただきました。
デザインをする上での本質を捉える重要性や、引き算していく装飾、空間に落とし込んだ時のクライアントやユーザー、空間などへの考え方に共感、関心した学生も多く、質疑応答では沢山の挙手があり、学生たちにとっても大いに刺激となりました。